【バレエのレッスン】デベロッペのコツ|NOAバレエ教室

2022.05.13

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-はじめに

みなさんは「デベロッペ」というバレエ用語はご存じですか?
レッスン中に聞いたかも・・・動きは分かる!という方も多いのではないでしょうか。
今回はデベロッペの意味とコツについて解説していきます!


■ デベロッペの意味と動き

デベロッペはフランス語で『発展させる』という意味です。
 動きは五番ポジションからスタート、右足のつま先をクドゥピエから軸足に沿ってパッセまで上げ、そこからアンディオールしながらアティテュードの位置を通り、膝を伸ばしていき、高さをキープします。そして5番ポジションに戻ります。
  脚を伸ばす方向は前、横、後ろ、そしてエカルテなど様々です。


■ デベロッペで足が上がらない理由

デベロッペで脚が上がらない理由は骨盤の可動域が狭いと90度以上上がらないのと、筋力不足が原因でキープができません。


では、脚をキープする為のエクササイズをご紹介します。
ご自宅で寝る前にできるので、是非やってみて下さいね!


まず仰向けで床に寝ます。
そこから右足をクドゥピエ→パッセ→前のアティテュードを通って天井に向かって脚を伸ばします。そのままキープしてゆっくり床に下ろします。これを左足も同様、そして横方向も行います。


後ろはうつぶせの状態で同じようにクドゥピエ→パッセ→後ろのアティテュードを通って天井に向かって脚を伸ばします。
90度で出来るようになったら、さらに高く上げてキープすると、骨盤の可動域もだんだん広がってきます。


■ デベロッペのコツ

ここからは、デベロッペが美しく見えるコツをお伝えします。


1. アンディオールをする

まず足を高く上げようとするとどうしてもアンディオールがおろそかになってしまいがちです。
そうならない為にはパッセの時にしっかり膝を開いておくこと。そこからなるべく外ももの筋肉を使わず、内ももを使いながら踵から出すイメージで膝を伸ばしていきます。


2. 軸足は垂直に、そして骨盤はついていかない

軸足はしっかり床に対して垂直に立ち、上体は天井から糸で引っ張られているイメージで引き上げます。そして骨盤がデベロッペしている脚についていかないようになるべく、骨盤を自分の方に引き寄せて、股関節を下ろすように意識しましょう。


3. 上半身は力を入れすぎない

脚を上げるのと同時に肩が上がってしまいやすいので、肩には余計な力を入れず、軸足と体幹で上半身を支えること、そしてキープの際に息が止まりやすいので、動きとともに呼吸することを忘れないようにしましょう。

 

-終わりに

今回はデベロッペについて意味やコツをご紹介しましたが、いかがでしたか?「発展する」という意味なので、できれば足が下がっていかずに、上に上に発展させたいものですよね。
頭の中でアンディオール、骨盤はついていかない、肩が上がらない、呼吸する・・・と考えることがいっぱいになってしまいますが、イメージすることがとっても大事なので、自分の脚が天井の方に「発展」していくイメージでデベロッペをしてみて下さいね!